こんにちは!いっしーです。今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。
それでは主要指数の総括から進めていきます。
米株式・主要指数
8月7日〜8月11日のNYダウの動き
NYダウの8月11日の終値は35,281.40$でした。前週末比では+0.62%と上昇しました。
8月7日(月)は前日比+1.16%で、その後8月8日と9日は若干の下落、10日と11日は若干上昇して週を終えています。週の初めは、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が「インフレ率は期待通りに低下している」ことと、「来年初めの利下げの可能性を排除しない」ことなどを発言したため株式市場にとってはプラスに働きました。
また8月10日(木)には、米・7月消費者物価指数の発表があり、前年同月比において予想+3.3%に対し、結果+3.2%と緩やかではありますが物価上昇が鈍化していると見られる結果となりました。
8月7日〜8月11日のナスダック総合指数の動き
ナスダック総合指数の8月11日(金)の終値は13,644.84でした。前週末比では-1.90%と下落しました。
前日比で上昇したのは8月7日(月)と8月10日(木)で、8日、9日、11日は前日比で下落しました。
ナスダック総合指数においても、FOMCメンバーであるニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言や、経済指標に応じて株価が反応したようです。
8月7日〜8月11日のS&P500の動き
S&P500の8月11日(金)の終値は4,464.05でした。前週末比では-0.31%と下落しました。
ナスダック総合と同様に、8月7日(月)と8月10日(木)は前日比で上昇、それ以外は前日比で下落しました。
米国 経済指標・株式関連イベント
8月10日(木)・米7月消費者物価指数
7月消費者物価指数は、前年同月比予想+3.3%に対し、結果+3.2%でした。
予想は下回ったものの、前月の+3.0%からはやや上昇し、FRBが目標としている2%の物価上昇に向けて、まだ課題があることも確認されました。
8月11日(金)・米7月生産者物価指数
米国の7月生産者物価指数は、総合指数で前年比0.8%上昇となり、昨年6月以来1年1カ月ぶりに伸びが拡大、食品とエネルギーを除いたコア指数は2.4%上昇しました。
特にサービスコストが大幅に上昇しており、FRBもこのサービスコストの伸びがどの程度続くかを注視していくようです。
8月11日(金)・米8月ミシガン大学消費者信頼感指数
米国の消費者マインドを指数化した指標であるミシガン大学消費者信頼感指数では、予想71.0に対し、結果71.2と予想を上回りました。
前月の71.6よりは低下しましたが、消費者マインドとしてはインフレが和らいできており、雇用も堅調であることが意識されているようです。
株価指数のまとめと今後の展望
株価指数は、NYダウが前週末比で上昇、ナスダック総合とS&P500が前週末比で下落とまちまちな結果でした。
一方で、物価関連の経済指標は緩やかではありますが、確実にインフレが和らいできているようですので、金融政策の方も今後転換期に入ってくると思われます。
個人的には、個別の銘柄については上げ下げを予測するのは難しいので特に新たには購入せず、高配当ETFについては一時的に下がった時にピンポイントで買うというスタンスを続けていきたいと思います。
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました。
コメント