こんにちは!いっしーです。今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。
それでは主要指数の総括から進めていきます。
米株式・主要指数
8月14日〜8月18日のNYダウの動き
NYダウの8月18日の終値は34,500.66$でした。前週末比では-2.21%と下落しました。
8月14日(月)と8月18日(金)はほぼ横ばいと言える程度の若干のプラス、8月15日(火)から8月17日(木)は-1%から-0.5%程度の下げが3日続きました。
8月15日(水)には、FOMC議事要旨の公表もあり、インフレを沈静化するために、まだ追加の金融引き締めが必要となり得るとの考えが示されて株価は上値が重い展開となりました。
引き続き、今後の金利の見通しについては警戒感が広がっているようです。
8月14日〜8月18日のナスダック総合指数の動き
ナスダック総合指数の8月18日(金)の終値は13,290.77でした。前週末比では-2.59%と下落しました。
ナスダック総合指数は、8月14日(月)に前日より値を上げた後、8月15日(火)〜8月18日(金)は4日連続下落しました。
ナスダックはハイテク株が多く、利上げの長期化の懸念が出てきた時に株価に影響を受けることが多いので、経済指標やFOMC議事要旨の公表を受けて、株価は軟調に推移しました。
8月14日〜8月18日のS&P500の動き
S&P500の8月18日(金)の終値は4,369.71でした。前週末比では-2.11%と下落しました。
ナスダック総合と同様に、8月14日(月)に前日より値を上げた後、8月15日(火)〜8月18日(金)は4日連続下落しました。
米国 経済指標・株式関連イベント
8月15日 米・7月小売売上高
米国の7月小売売上高は、季節調整済みで前月比+0.7%でした。前年同月比では、+3.2%です。ここまでのFRBの政策で利上げを繰り返していましたが、米国経済は堅調を維持しており、消費活動にも積極的なようです。
8月16日 7月FOMC議事要旨の公表
公表されたFOMCの議事要旨では、インフレに著しい上振れリスクがあり、金融政策の追加引き締めが必要になり得るということを参加メンバーが認識していることが示されました。
これにより、今後の金利見通しにおいて利上げが意識されるため、株価の推移は軟調になりやすいことが予測されます。
8月17日 米・8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
フィラデルフィア地区連銀が発表した製造業景気指数では、予想-10.0に対し、結果+12.0でした。新規受注は大きく増え、消費需要の堅調さが見られます。
一方で、企業の製造業の将来見通しは悲観的で、今回のようなプラスは長く続かないと見られているようです。
株価指数のまとめと今後の展望
以上見てきたように、米国株価主要指数は、この1週間で3指数とも下げました。公表された米国小売売上高や、7月FOMC議事要旨などにより利上げの長期化が懸念されての影響が一番大きいと考えられます。
株価が調整局面にあるときは、長期的に見れば買い場がやってくるとも捉えられますが、現状では買い増しを積極的に進める程には値を下げている感じもしません。
為替もドル高・円安の傾向ではあるので、高配当株の購入は冷静に判断した方が良さそうです。特に8月〜10月は慎重に株価をチェックしていき、あまり無理に買い進めないように気を付けようと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント