2023年 8月21日(月)〜8月25日(金)の米株式主要指数と経済状況

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こんにちは!いっしーです。今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。

それでは主要指数の総括から進めていきます。

目次

米株式・主要指数

8月21日〜8月25日のNYダウの動き

NYダウの8月25日の終値は34,346.90$でした。前週末比では-0.45%と下落しました。8月23日(水)と8月25日(金)は前日比でプラス、それ以外の21日、22日、24日は前日比でマイナスでした。

1週間を通してインフレの長期化や利上げに対する警戒感などもあり上昇圧力は弱かった印象ですが、8月25日(金)に行われたジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言が、「引き続きインフレの抑制のために対処していく」ことと「今後の利上げの判断は経済データ次第」という従来の内容を踏襲したものとなり、今後の金利見通しについて過度な警戒感が薄らぎました。

8月21日〜8月25日のナスダック総合指数の動き

ナスダック総合指数の8月25日(金)の終値は13,590.65でした。前週末比では+ 2.26%と上昇しました。ナスダック総合指数は、8月21日(月)〜8月23日(水)と8月25日(金)は前日比でプラスでした。

ナスダックは特に8月14日〜8月18日の週で下げたので、その反動でこの週は堅調でした。

8月21日〜8月25日のS&P500の動き

S&P500の8月25日(金)の終値は4,405.71でした。前週末比では+0.82%と上昇しました。S&P500は8月21日以降、上げと下げを繰り返し、全体としては小幅な値動きでした。

米国 経済指標・株式関連イベント

8月22日 米・7月中古住宅販売

全米不動産協会により発表された米国の中古住宅販売価格は40.67万ドル、前年同月比で+1.9%でした。これは2023年1月以来6ヶ月ぶりの上昇でした。

普通は高金利の状況下では不動産の需要は減退し、価格の下落につながります。しかし最近はその需要の減退よりも、売りに出る物件が減ることによって供給の方が減っているために価格が上昇したようです。

中古住宅販売件数は季節調整済み、年率換算で前月より2.2%減っています。

8月23日 米・7月新築住宅販売

米商務省により発表された7月の新築一戸建て住宅販売戸数は71.4万戸でした。季節調整済み、年率換算で前月比4.4%増です。中古住宅の在庫不足で、新築住宅の需要が増加しました。

また、販売価格の中央値は43.67万ドルで、前年同月比-8.7%と下落しました。

8月25日 ジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演

米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会合が、8月24日から8月26日にかけて行われましたが、その中でも注目されたのが8月25日のパウエルFRB議長の講演でした。

パウエルFRB議長の発言の中で特に重要だったポイントは、「インフレ率が持続的に2%程度に低下するまで、金利は高い水準に据え置く」「さらなる金利の引き上げもあり得る、金利の引き上げか据え置きかは慎重に見極める」「FRBは経済データに基づいて金利動向を決める」などです。

今後も経済データ次第では更なる利上げもあり得るという内容でしたが、全般的に今までのパウエル議長の発言と同様の内容でしたので、市場にはマイナスの受け止められ方をせず、むしろパウエル議長の講演後に株価指数は上昇基調にあります。

株価指数のまとめと今後の展望

以上見てきたように、8月21日から8月25日までの株価指数の動きとしてはまちまちでしたが、ジャクソンホール会合を終えて株式市場は落ち着きを見せているように見受けられます。

長い目線で見れば、いずれ利上げは終了となり利下げをするタイミングに移行していくでしょうが、利下げになるのはまだまだ先でしょうからしばらくは株価も上値が重い展開が多いと思われます。

米国株を購入する際は、為替のドル・円の状況も踏まえながら、焦らずにじっくりと購入を進めていきたいと思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

2010年より投資を始め、2021年より投資対象の中心を米国株にしています。これから投資を始めようとされている方や投資家の方の参考になればと思い、ブログを通して米国株について発信していきます。

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