2023年 8月28日(月)〜9月1日(金)の米株式主要指数と経済状況

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こんにちは!いっしーです。今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。

それでは主要指数の総括から進めていきます。

目次

米株式・主要指数

8月28日〜9月1日のNYダウの動き

NYダウの9月1日の終値は34,837.71$でした。前週末比では+1.43%と上昇しました。

8月28日〜9月1日の週は、8月31日のみ前日比で下落でしたが、それ以外は上昇でした。米国において非常に重要な経済指標である雇用統計の発表が9月1日(金)でしたので、発表の前の8月31日は積極的な買いが控えられた印象ですが、その雇用統計の発表も無事に通過しました。

8月28日〜9月1日のナスダック総合指数の動き

ナスダック総合指数の9月1日の終値は14,031.81でした。前週末比では+3.25%と上昇しました。8月28日〜9月1日の週は、9月1日のみ前日比で少し下がりましたが、それ以外は上昇しました。

9月1日の取引では、雇用統計の発表により労働市場の減速が示唆され利上げ観測が後退して上昇で始まりましたが、その後に発表されたISM製造業景況指数は予想を上回り株価は下落しました。

このところは、経済データが良好だと追加の利上げが懸念されて株価が下がり、経済データが弱い結果だと利上げ懸念が後退して株価が上がるという、経済データと株価の逆相関の関係がよく見られます。

8月28日〜9月1日S&P500の動き

S&P500の9月1日の終値は4,515.77でした。前週末比では+2.50%と上昇しました。NYダウと同様に、8月28日〜9月1日の週は8月31日のみ下落でしたが、それ以外の日は上昇でした。

米国 経済指標・株式関連イベント

8月29日(火)・米7月JOLTS(雇用動態調査)

米労働省発表の7月の雇用動態調査では、求人件数が33.8万件減の882.7万件でした。3ヶ月連続の減少で、徐々に労働市場が軟化していることが伺えます。

9月1日(金)・米8月雇用統計

9月1日に発表された米国の8月雇用統計では、
 非農業部門雇用者数の増加 18.7万人(市場予想:17.0万人)
 失業率 3.8%(市場予想:3.5%)
 平均時給 前年同月比+4.3%(市場予想:+4.4%)
でした。平均時給の伸びが少し鈍化したため、労働市場の逼迫が緩和されていることが示唆されます。
今後のインフレの収束にも大きく関係してくるため、今回の雇用統計の結果がFRBの政策決定に大きく影響すると思われます。

9月1日(金)・米8月ISM製造業景気指数

米8月ISM製造業景気指数は、市場予想47.0に対し、結果47.6と予想を上回りました。市場予想を上回る数値だったものの、この指標の拡大・縮小の分岐点は50でありこれを下回っているので製造業の景気は緩やかではありますが軟化しているという見方もできます。

株価指数のまとめと今後の展望

株価指数は、NYダウ、ナスダック総合、S&P500の3指数ともに9月1日終値は前週末比で上昇でした。この間に発表された経済データはまちまちですが、予想より弱い結果となったものが多かった印象です。

数字的に弱い経済データにより追加利上げへの懸念が後退し株価が上がる局面が多くなってきましたが、追加利上げに対する予想は一進一退を繰り返している状況です。

確実にインフレが和らいでは来ていますが、FRBが目標としているインフレ率2%を安定的に維持するという状況になるかは依然不透明ですから、引き続き経済データの発表に注視していく必要がありますね。

いずれにせよ、個人的な投資戦略としては全世界株式やS&P500のインデックスファンドを淡々と積立投資をしていき、スポット的にSPYDやHDVといった高配当ETFを買い増ししていきたいと考えています。

今回のまとめと今後の展望は以上になります。お読みいただきまして、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

2010年より投資を始め、2021年より投資対象の中心を米国株にしています。これから投資を始めようとされている方や投資家の方の参考になればと思い、ブログを通して米国株について発信していきます。

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