こんにちは!いっしーです。今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。
それでは主要指数の総括から進めていきます。
米株式・主要指数
10月2日(月)〜10月6日(金)のNYダウの動き
NYダウの10月6日(金)の終値は33,407.58$でした。前週末比では-0.30%と若干下げました。週の前半の10月3日(火)に大きく下げましたが、週の後半の10月6日(金)にだいぶ値を戻し下落幅を縮めました。
このところは、次回のFOMCに向けて労働市場や物価関連のデータで強い数字が出れば金融引き締め長期化の懸念で株価は下がり、弱い数字が出れば金融引き締めの終了と早期の金融緩和への期待から株価が上昇する傾向が続いています。常に経済データを注視していく姿勢が重要になってきていますね。
10月2日(月)〜10月6日(金)のナスダック総合指数の動き
ナスダック総合指数の10月6日(金)の終値は13,431.34でした。前週末比では+1.60%と上昇しました。
ナスダック総合でも10月3日(火)の時点で公表された8月JOLT求人件数が予想より強い結果となったため金融引き締めへの警戒感から売られましたが、10月4日(水)の時点で前日の下げを取り返し、10月6日(金)には9月雇用統計の結果を受けて大きく上昇したため、1週間単位で見ても上昇して週を終えました。
10月2日(月)〜10月6日(金)のS&P500の動き
S&P500の10月6日(金)の終値は4,308.50でした。前週末比では+0.48%と上昇しました。S&P500も10月4日(水)の時点で前日の下げをある程度取り返し、10月6日(金)に大きく上げたので、上昇して週を終えました。
米国 経済指標・株式関連イベント
10月3日(火)8月JOLTS求人件数
10月3日(火)に発表された米国の8月JOLTS(雇用動態調査)では予想880万件に対し、961万件という結果でした。増加幅は69万件増で、予想を上回る高水準でした。
今回のこの結果により、逼迫した労働市場の状況が示され、FRBによる利上げや金融引き締めの長期化が懸念され、株価の下落につながりました。
10月6日(金)米国 9月雇用統計
10月6日(金)に発表された米国9月雇用統計では
- 非農業部門雇用者増 +33.6万人(予想+17.0万人)
- 失業率 3.8%(予想3.7%)
- 平均時給 前年同月比+4.2%(予想+4.3%)
という結果でした。非農業部門の雇用者数増加については予想を大きく上回りましたが、失業率は予想より若干高く、平均時給の伸びも予想を下回る結果となりました。これにより金利の上昇も限定的となり、株価も上昇に転じました。
株価指数のまとめと今後の展望
上記のように、この週の米国の主要3指数はまちまちな結果となりました。次回のFOMCでどのような金融政策を取るのか、FRB高官の中でも考えが割れている印象もあり、引き続き経済データを見ながら今後の金融政策を予測していくしかなさそうです。
また、週末に発表された9月雇用統計では、雇用の強い伸びを受けて追加利上げの懸念が再燃した場面もありましたが、同時にソフトランディングに期待した買いも入り、最後に大きく上昇して週を終えました。
今後も経済データの発表を受けて、上昇や下落を繰り返す不安定な相場が続くと思いますが、私個人としては株価が下がったらHDVやSPYDなどの高配当ETFを買い増していくというスタイルを継続していこうと考えています。弱気相場は絶好の買い場だと考えているので、今後も買い場を逃さないようにしっかりと株価のチェックを継続しようと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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