こんにちは!いっしーです。それでは今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。
それでは主要指数の総括から進めていきます。
米株式・主要指数
11月13日(月)〜11月17日(金)のNYダウの動き
NYダウの11月17日(金)の終値は34,947.28$でした。前週末比では+1.94%と上昇しました。この週は、11月16日(木)のみ前日比でマイナスでしたが、それ以外は前日比プラスでした。
FRBの金融引き締めについて、追加の利上げは終了となる期待感があり、引き続き上昇の傾向が強かったですね。とりあえずは、年内この傾向が続くのか要注目です。
11月13日(月)〜11月17日(金)のナスダック総合指数の動き
ナスダック総合指数の11月17日(金)の終値は14,125.48でした。前週末比では+2.37%と上昇しました。この週は、11月13日(月)のみ前日比でマイナスでしたが、それ以外は上昇でした。
ナスダックはハイテク株の比率が大きく長期金利の低下により反応するので、この週も前週末比で2%超の上昇となりました。
11月13日(月)〜11月17日(金)のS&P500の動き
S&P500の11月17日(金)の終値は4,514.02でした。前週末比では+2.24%と上昇しました。S&P500もナスダック総合と同様に11月13日(月)以外は前日比で上昇でした。
米国 経済指標・株式関連イベント
11月14日(火)・米10月消費者物価指数
米国労働省より発表された2023年10月の消費者物価指数(CPI)によると前年同月比で+3.2%の上昇となり、前月の+3.7%上昇から鈍化しました。コア指数(エネルギーと食料品を除く)も+4.0%の上昇と、前月よりも低下しました。
品目別では、エネルギーが4.5%下落、特にガソリンが5.3%の下落、食料品は3.3%の上昇で、外食は5.4%の上昇ですが、伸びは鈍化しています。
市場はこれを好意的に受け止め、追加利上げ終了への期待感が広がっています。
11月15日(水)・米10月小売売上高
米国商務省の速報によると、10月の米国小売売上高は7,050億ドル(前月比-0.1%)となり、7カ月ぶりのマイナスに転じました。市場予想よりは落ち込まなかったものの、個人消費の堅調さが弱まる可能性が示唆されています。
自動車や自動車部品が前月比-1.0%となり、他にも家具やその他が減少する一方で、食品・飲料やヘルスケアが増加しています。裁量的支出が減少して必需品への支出が増えている状況となっていることが伺えます。
株価指数のまとめと今後の展望
以上見てきたように、11月13日(月)〜11月17日(金)の米国株式主要3指数はいずれも上昇しました。若干のペースダウンも見られるものの、11月に入ってから上昇傾向が続いています。
個人的な投資方針としては、すでに月初にある程度株を買い増ししたので、引き続き株価を静観していきたいと考えています。年内は堅調な方向性が続くと予測していますが、実際はどう動くかに注目です。
また、来年に関して言えば、実体経済の先行きに要注目ですね。FRBの金融政策の効果が出てインフレは収束に向かうでしょうが、それに伴い景気の低迷が心配されるところです。経済データを注視していこうと思います。
それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
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