こんにちは!いっしーです。今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。
それでは主要指数の総括から進めていきます。
米株式・主要指数
10月9日(月)〜10月13日(金)のNYダウの動き
NYダウの10月13日(金)の終値は33,407.58$でした。前週末比では+0.79%と上昇しました。10月12日(木)のみ前日比で下げましたが、この週のそれ以外の曜日は上昇でした。
週の前半については米国の長期金利が低下傾向にあり株価が上昇しましたが、10月12日(木)については米国の9月CPIの発表があり、指数の上昇が予想を上回ったことが嫌気され株価は下がりました。
10月9日(月)〜10月13日(金)のナスダック総合指数の動き
ナスダック総合指数の10月13日(金)の終値は13,407.23でした。前週末比では-0.18%と下落しました。
週の前半の10月9日(月)〜10月11(水)は上昇しましたが、9月CPIの発表のあった10月12日(木)は下落し、10月13日(金)も同様に下落しました。ハイテク株の多いナスダックの方が、週後半の金利の上昇の影響を大きく受けたようです。
10月9日(月)〜10月13日(金)のS&P500の動き
S&P500の10月13日(金)の終値は4,327.78でした。前週末比では+0.45%と上昇しました。
S&P500も週の前半の10月9日(月)〜10月11(水)に上昇し、10月12日(木)〜10月13日(金)に下落しましたが、ナスダックと比較すると10月13日(金)の下落率は小さかったので、1週間単位では上昇して週を終えました。
米国 経済指標・株式関連イベント
10月11日(水)米国 9月FOMC議事録
10月11日には、FRBにより9月19日〜9月20日に行われたFOMCの議事要旨が公表されました。FOMCでは、参加者の半数以上が年内あと1回の利上げがあることを予想していますが、このまま利上げをせず年内の金利は据え置くことを予想したメンバーも一定数いました。
さらに、今後の金融政策の決定についてはより慎重に行うという意見が多く出て、利上げに対して慎重派の意見としては、これ以上の利上げは正当化されないだろうという意見も出ました。
物価の上昇もある程度落ち着きをみせてきており、今後の経済が減速していくことも懸念されるため、金融引き締めが行き過ぎないように警戒している意見が出始めているようです。
10月12日(木)米国 9月消費者物価指数
米労働省により発表された9月消費者物価指数(CPI)は前年同月比+3.7%と前月の上昇率と横ばいで、市場予想の+3.6%を少し上回る結果となりました。エネルギーと食品を除いたコアCPIは、前年同月比+4.1%で前月の+4.3%より上昇率が低下しました。
コア指数の伸び率は緩やかに低下してきており、エネルギー価格について留意が必要ではあるもののインフレは着実に鈍化してきていると言えるでしょう。
株価指数のまとめと今後の展望
以上見てきたように、10月9日(月)〜10月13日(金)の米国株式主要3指数の動向はまちまちでした。物価上昇への懸念や金融政策についてのさまざまな憶測から長期金利は今まで上昇を続けてきましたが、9月の消費者物価指数の発表でコアCPIの上昇率が着実に低下しているところを見ると、金利上昇・株価下落の状況からそろそろ変化が現れてくるかなと思います。
株価の見通しについてあまりに不安視しすぎると買い時を逃してしまうと思うので、インデックスファンドは引き続き淡々と購入を続けながら、SPYDやHDVなどの高配当ETFなどもピンポイントで購入を進めていこうと考えています。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました
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