こんにちは!いっしーです。今回は、直近1ヶ月の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。
それでは主要指数の総括から進めていきます。
米株式・主要指数
2023年 10月のNYダウの動き
NYダウの10月31日の終値は33,052.87$でした。前月末比では-1.36%と下落しました。
週ごとの状況を確認すると、
- 10月 6日(金) 終値:33,407.58$ 前週末比:-0.30%
- 10月13日(金) 終値:33,670.29$ 前週末比:+0.79%
- 10月20日(金) 終値:33,127.28$ 前週末比:-1.61%
- 10月27日(金) 終値:32,417.59$ 前週末比:-2.14%
となっていて、10月9日〜10月13日の週のみ若干反発しましたが、それ以外の週は下落という結果でした。
10月中は、FRBの金融政策により金融引き締めが長引くことが懸念され、米国金利の利回りは上昇しやすく、株価については下落しやすい傾向がありました。
2023年 10月のナスダック総合指数の動き
ナスダック総合指数の10月31日の終値は12,851.24でした。前月末比では-2.78%と下落しました。
週ごとの状況を確認すると、
- 10月 6日(金) 終値:13,431.34前週末比:+1.60%
- 10月13日(金) 終値:13,407.23前週末比:-0.18%
- 10月20日(金) 終値:12,983.81前週末比:-3.16%
- 10月27日(金) 終値:12,643.01前週末比:-2.62%
となっていて、10月2日〜10月6日の週のみ反発しましたが、それ以外の週は下落という結果でした。特に10月の後半は低調なパフォーマンスでしたね。
2023年 10月のS&P500の動き
S&P500の10月31日の終値は4,193.80でした。前月末比では-2.20%と下落しました。
週ごとの状況を確認すると、
- 10月 6日(金) 終値:4,308.50前週末比:+0.48%
- 10月13日(金) 終値:4,327.78前週末比:+0.45%
- 10月20日(金) 終値:4,224.16前週末比:-2.39%
- 10月27日(金) 終値:4,117.37 前週末比:-2.53%
と、S&P500は10月の前半の2週間は若干上昇しましたが、後半の2週間は下落しました。
米国 経済指標・株式関連イベント
10月6日(金)・米国9月雇用統計
10月6日に発表された米国9月雇用統計は以下のような結果でした。
- 非農業部門雇用者増 +33.6万人(予想+17.0万人)
- 失業率 3.8%(予想3.7%)
- 平均時給 前年同月比+4.2%(予想+4.3%)
非農業部門雇用者数の増加数は予想を上回り、失業率と平均時給は予想より若干悪いという結果となりました。
雇用統計が発表されたタイミングでは株式の相場は悪くありませんでしたが、その後にまた金融引き締めの長期化に対する懸念から長期金利が上昇し、10月の株式相場は低調なパフォーマンスが続きました。
10月31日(火)〜11月1日(水)・FOMC
FOMCを通過し、今後の金融政策の見通しが明らかになってきました。まずはこのタイミングでの政策金利は予想通り据え置きとなり、さらに今後の基本シナリオは「利上げはすでに打ち止め」→「あと半年ほど金利を据え置き」、その後2024年の内に利下げを開始、となることが可能性として高い状況となりました。
10月中の株式相場は低調なパフォーマンスでしたが、このFOMC後に米国株の主要指数は上昇に転じました。
株価指数のまとめと今後の展望
以上のように、2023年10月はNYダウ、ナスダック総合、S&P500ともに前月比で下落しました。
一方で、11月に入ってからはこれら主要3指数は好調に転じているように見受けられます。今後はFRBの金利の据え置きと、その先にある利下げへの期待感から、今後しばらくは好調な相場が続くと思われます。
私個人の投資方針としては、下落時に高配当ETFはある程度買い増しができたので、この上昇時に割安になっている個別株を少し購入しようと考えております。その後はしばらく様子見ですね。
今後も経済指標や、FRBの金融政策に注目しながらうまく米国株投資を続けていきたいと思います。
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました。
コメント