こんにちは!いっしーです。今回は、直近1ヶ月の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。
それでは主要指数の総括から進めていきます。
米株式・主要指数
2023年 12月のNYダウの動き
NYダウの12月29日の終値は37,689.54$でした。1ヶ月前比では4.84%と上昇しました。
週ごとの状況を確認すると、
- 12月 1日(金) 終値: 36,245.50$ 前週末比:+2.42%
- 12月 8日(金) 終値: 36,247.87$ 前週末比:+0.01%
- 12月15日(金) 終値: 37,305.16$ 前週末比:+2.92%
- 12月22日(金) 終値: 37,385.97$ 前週末比:+0.22%
- 12月29日(金) 終値: 37,689.54$ 前週末比:+0.81%
週間ベースで見ると、12月のダウも上げ続けましたね。12月1日〜12月8日はほぼ横ばいという感じですが、2023年11月から、かなりハイペースで上がってきたので利益確定売りのタイミングもあるのでしょう。徐々に上昇ペースが弱まってきていますので、今後は長めの調整局面も出てくるかもしれません。ただし、2024年内には利下げも期待できるのでタイミングを見計らって買い増しするチャンスがやってくるかもしれないですね。
2023年 12月のナスダック総合指数の動き
ナスダック総合指数の12月29日の終値は15,011.35でした。1ヶ月前比では5.52%と上昇しました。
週ごとの状況を確認すると、
- 12月 1日(金) 終値:14,305.03 前週末比:+0.38%
- 12月 8日(金) 終値:14,403.97 前週末比:+0.69%
- 12月15日(金) 終値:14,753.16 前週末比:+2.42%
- 12月22日(金) 終値:14,992.97 前週末比:+1.21%
- 12月29日(金) 終値:15,011.35 前週末比:+0.12%
ナスダックの方も週間ベースでは全て上げ続けました。12月中旬(12月11日〜12月15日あたり)は特に良い調子で上がっていましたが、こちらも上昇ペースが弱まりましたね。ナスダックの方がハイテク株が多く、金利の動向に影響されやすいので今後の推移をより注意して見ていきたいです。
2023年 12月のS&P500の動き
S&P500の12月29日の終値は4,769.83でした。1ヶ月前比では4.42%と上昇しました。
週ごとの状況を確認すると、
- 12月 1日(金) 終値:4,594.63 前週末比:+0.77%
- 12月 8日(金) 終値:4,604.37 前週末比:+0.21%
- 12月15日(金) 終値:4,719.19 前週末比:+2.49%
- 12月22日(金) 終値:4,754.63 前週末比:+0.75%
- 12月29日(金) 終値:4,769.83 前週末比:+0.32%
S&P500の方もナスダック同様で、週間ベースでは上げ続けてはいますが、さすがにそろそろ上昇もひと休みといったところでしょうか。一度伸びが減速した後、もう一度上げ調子に戻って欲しいところですね。
米国 経済指標・株式関連イベント
12月8日(金)・米国11月雇用統計
12月8日に発表された米国11月雇用統計では以下のような結果となりました。
- 非農業部門雇用者数 19.9万人増加(前月は20.1万人の減少)
- 失業率 3.7%(前月は3.9%)
以上のように、雇用統計の結果は前月よりも強いものでした。市場は10月の雇用統計の下振れや労働関連指標の弱さから、11月の統計が弱い方向に振れる可能性を警戒していましたが、今回のこの結果を受けて雇用は安定していることが示唆されました。これにより長期金利やドルの下落傾向が弱まり、少し持ち直しています。
今後は利下げ期待が一部後退し、急な長期金利の低下やドル安にはならないことが予測されます。一方で2024年に何回かの利下げは実施されそうなので、物価の安定と株価の上昇がバランスよく両立される可能性も十分にありえそうです。
12月12日(火)〜13日(水)・米国FOMC
12月12日(火)〜13日(水)に実施されたFOMCで、政策金利は予想通り据え置かれました。声明文では、経済活動の鈍化や過去1年間のインフレ率の低下について指摘されており、今後の金融政策は緩和的な方向に向かうことが示唆されました。
政策金利については、利下げペースは2024年中に3回行われることが示唆され、事前に比較的堅調な経済データが出てきた割にはハト派寄りの内容でした。市場は今回のFOMCの内容をポジティブに受け取り、株価はFOMC後も若干ではありますが上昇しています。
株価指数のまとめと今後の展望
以上見てきたように、米国株主要3指数は週間ベースで上げ続けた一方で、上昇力が弱まってきてもいます。やや急ピッチで上げ続けてきたためペースが弱まってきただけとも受け取れますが、先行きに不透明感もあるかなと感じます。特に相場を牽引してきたハイテク株については、業績次第では下降に向かうことも考えられます。
一方で、2024年はFRBによる金融政策がどのように進められていくのかが非常に気になるところです。市場の予想では年内に複数回の利下げが行われることも予測されており、今後また力強い上昇に向かうことも十分に考えられます。
個人的な投資スタイルとしては、積立投資は淡々と続けながら、個別株や高配当ETFの購入はしばらく控えながら、調整局面になったら少しずつ買い増そうと思います。
特に2024年は新NISAも始まり、NISAで可能な株式購入の額が増えたので、利益が出た際にはよりお得に利益を得ることができるので色々と楽しみです。注意深く市場を観察しながら良いタイミングで株式の購入を進めたいと思います。それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
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