こんにちは!いっしーです。今回も、今週の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。
それでは主要指数の総括から進めていきます。
米株式・主要指数
7月24日〜7月28日のNYダウの動き
NYダウの7月28日の終値は35,459.29$でした。前週末比では+0.66%で、若干の上昇という結果となりました。
7月25日〜7月26日にFOMCがあり、FOMC後にはパウエルFRB議長の記者会見もありましたが、FOMC後の会見の内容を受けて株価が上下するということはあまりありませんでした。7月FOMCの内容は市場にとって想定内であったということなのでしょう。

7月24日〜7月28日のナスダック総合指数の動き
ナスダック総合指数の7月28日(金)の終値は14,316.65でした。
7月21日(金)の終値は14,032.81でしたので、前週末比+2.02%と上昇しました。7月24日(月)、7月25日(火)は上昇、7月26日(水)、7月27日(木)は下落で、いずれも1%未満の上昇または下落でしたが、7月28日(金)は前日比+1.90%と大きく上昇しました。
先述のFOMCに関しては、ほぼ市場の予想通りの結果でした。そして、この週も多くの決算発表がありましたが、ある程度堅調な決算となった企業に関しては株価も堅調に推移しています。
7月24日〜7月28日のS&P500の動き
S&P500の7月28日(金)の終値は4,582.23でした。
7月21日(金)の終値は4,536.34でしたので、前週末比+45.89ポイント、 率では前週末比+1.01%でした。7月28日(金)の終値では、年初来高値を更新しています。
米国 経済指標・株式関連イベント
米決算発表
7月24日〜7月28日の週に行われた決算発表についていくつかピックアップします。
アルファベット
Googleの親会社であるアルファベットの決算では、売上高がアナリスト予想を上回りました。また、同社はクラウド部門でも予想を超える黒字を出しており、決算発表後に株価は上昇しています。
ベライゾン・コミュニケーション
大手通信サービス業者のベライゾン・コミュニケーションの決算では、減収減益という結果となりました。一方で、市場予想と比べると、売上高は予想より低く、1株あたり利益は予想を上回ったため、決算後に株価はあまり下げていないようです。
メタ・プラットフォームズ
フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズの決算では、売上高、1株あたり利益の両方で予想を上回り、決算発表後に株価は上昇しています。
株価指数のまとめと今後の展望
ここまで見てきたように、7月24日〜7月28日の週では米・7月FOMCが実施され、FOMC後のパウエル議長の記者会見もありましたが、良い意味で想定内だったためか、株価が大きく上下するようなことはありませんでした。
また、米企業の決算発表が多くあり、GAFAMの一部もこの週に決算がありましたが、アルファベット、メタ、マイクロソフトなどのメガテック企業の決算は予想より良い結果が多く、ハイテク株の多いナスダック総合指数などは特に伸びています。
今後の予定としては、8月3日(木)にアップルやアマゾン・ドットコムの決算発表があり、その他の多くの企業も同様に決算発表があります。ハイテク株だけでなく、高配当株企業の決算発表も多くあります。この1週間は特に注目してみていきたいと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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