2023年 9月11日(月)〜9月15日(金)の米株式主要指数と経済状況

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こんにちは!いっしーです。今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。

それでは主要指数の総括から進めていきます。

目次

米株式・主要指数

9月11日〜9月15日のNYダウの動き

NYダウの9月15日の終値は34,618.24$でした。前週末比では+0.12%と上昇しました。

この週は9月13日(水)に米・8月CPIの発表があり、週の前半はあまり大きくNYダウは上下せず、9月11日(月)は前日比で微増、9月12日(火)、9月13日(水)は前日比で微減という値動きでした。その8月CPIについても前年同月比で予想+3.6%に対し、結果+3.7%と予想とあまり乖離せず、CPI発表後も大きく下げるような相場ではありませんでした。

9月14日(木)は米・小売売上高の発表があり、その良好な指標を受けて上昇、9月15日(金)は米大手自動車メーカー3社においてのストライキのニュースや、翌週の9月FOMCを前に積極的な買いが控えられたためか下落しました。

9月11日〜9月15日のナスダック総合指数の動き

ナスダック総合指数の9月15日(金)の終値は13,708.33でした。前週末比では-0.39%と下落しました。

ハイテク株比率の大きいナスダックでは、9月13日(水)、9月14日(木)とCPIや小売売上高の発表の日については前日比で上昇しましたが、9月15日(金)は半導体セクターの下げが大きく、週全体としてもマイナスで週を終えました。

9月11日〜9月15日のS&P500の動き

S&P500の9月15日(金)の終値は4,450.32でした。前週末比では-0.16%と下げました。

S&P500もナスダックと同様に9月14日(木)までは前週末比でプラスを維持していましたが、9月15日(金)は下げて、前週末との比較でも若干の下げとなりました。

米国 経済指標・株式関連イベント

9月13日 米・8月消費者物価指数

米国の8月消費者物価指数は、前年同月比+3.7%と市場予測の+3.6%をわずかに上回りました。先月の前年同月比+3.2%から伸びが加速しました。

ただし変動の大きいエネルギーと食料品を除くコア指数では、前年同月比+4.3%で先月の+4.7%から伸びが減速しました。このようにCPIは上昇したもののコア指数は伸びが減速し、品目別でも食料品、外食、財、サービスなどの伸びが鈍化していることなどから、インフレが順調に落ち着いてきているという見方もできます。

一方で、FRBの物価安定目標である2%上昇からは、まだ大きく乖離しているため、今後の金融政策については引き続き慎重に物価動向を見て決めていくことになりそうです。

9月14日 米・8月小売売上高

米国の8月小売売上高は、前月比+0.6%と市場予想の+0.2%を上回りました。

ただし、ガソリンスタンドを除いた小売売上高は前月比+0.2%となっており、ガソリン価格の上昇が全体としての小売売上高を押し上げたようです。このため、このガソリン価格高騰の懸念を除けばインフレが再び活発化するリスクは低いとも考えられます。

株価指数のまとめと今後の展望

以上見てきたように、この週は9月19日〜9月20日のFOMCを控えていることもあり、1週間の値動きとしては大きくは上下しませんでしたが、重要な経済指標の発表や自動車大手のストライキ突入のニュースなど、今後に影響を与えそうな出来事はいくつかありました。

FRBの金融政策の方針としては、年内にあと1回利上げがある可能性はありますが、それ以上の利上げはなさそうですので、これまでのインフレを沈静化させるための利上げは近々終点を迎えそうです。

ただし今後の物価状況次第では高い政策金利がしばらく維持され、その後の利下げのタイミングはなかなかやってこないということも考えられるため、引き続き物価や経済指標は注目していく必要があります。

今は、じっくりと株価指数の確認やFRBの政策の発表を見極めつつ、インデックスファンドの積立だけは自分ルールに従って淡々と継続していくことを考えています。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

2010年より投資を始め、2021年より投資対象の中心を米国株にしています。これから投資を始めようとされている方や投資家の方の参考になればと思い、ブログを通して米国株について発信していきます。

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