AT&Tについて
今回の米国株はAT&Tです。AT&Tは米国の通信事業の持株会社で、主に携帯電話事業を展開しています。
それでは、AT&Tについてまとめていきます。
企業情報
- ティッカーシンボル:T
- 取引所:ニューヨーク証券取引所
- セクター:テクノロジー
事業内容
AT&Tは、携帯電話、スマートフォン、タブレットなどのワイヤレスサービスを提供し、顧客に高速なデータ通信や音声通話のオプションを提供しています。
また、固定電話やブロードバンドインターネットサービスを提供することでも知られています。さらに、AT&Tはメディアエンターテイメントの領域でも活動しており、テレビ配信サービスや映画スタジオ、コンテンツ制作会社を所有しています。同社はさまざまなメディアコンテンツを提供し、顧客にエンターテイメント体験を提供することに焦点を当てています。
AT&Tは、テクノロジーとコネクティビティの分野で革新的なソリューションを追求し、人々の生活やビジネスをより便利に、つながりのあるものにすることを目指しています。
AT&Tの現在の株価・EPS・時価総額・配当利回り等
AT&Tの株価推移
株価は2017年頃からジリジリと下げており、2023年3月20日の時点では、1株20$を下回っています。また、2022年3月にはAT&T社において、特定の事業を切り離して新会社を独立させる「スピンオフ」というものを実施して、一旦大きく下げ基調となりました。AT&T社では、このスピンオフにてメディア事業をディスカバリー社と併合させ、WBD社という新会社が設立されました。
売上高、及びその他の営業収益
過去10年の推移を見ると、売上高は2019年にピークでその後下げており、2022年はスピンオフの影響もあってか前年の実績を大きく下回っています。
営業利益
営業利益は不安定な推移を見せており、2022年は赤字となりました。
EPS(1株あたり利益)
EPSは、2020年と2022年がマイナスとなっています。
AT&Tについての業績推移まとめ
AT&Tについては、高配当が非常に魅力的ですが近年は利益が安定せず、買い向かうには少し慎重になった方が良いようです。
私は、2021年の株価が下がっていたタイミングで一度購入し、スピンオフが実施されてAT&T社と、WBD社が一般口座に払い出された時に一度売却しました。その後またAT&T社を若干買い戻しましたが、スピンオフ時には損が出てしまった形です。
やはり、高い配当利回りや連続増配が魅力的でも、長期保有の高配当株投資を前提とするならば、EPSがマイナスになった段階で購入にはかなり慎重にならなければいけなかったというのが反省です。少し買い戻したAT&T社の株についてはもう少し様子見しようと思っていますが。
とにかく、高い配当利回りや増配傾向だけで購入を決めず、きちんと業績を見ていって、減配リスクを減らしていくことが大事ですね。
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました。
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