2023年 7月31日(月)〜8月4日(金)の米株式主要指数と経済状況

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こんにちは!いっしーです。今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。

それでは主要指数の総括から進めていきます。

目次

米株式・主要指数

7月31日〜8月4日のNYダウの動き

NYダウの8月4日の終値は35,065.62$でした。前週末比では-1.11%と下落しました。7月31日(月)と8月1日(火)の2日間は上昇、8月2日(水)から8月4日(金)は下落しました。

週の半ばでは、8月1日に格付け会社のフィッチ・レーティングスが米国債の格付けを「AAA」から「AA+」に1段階引き下げたというニュースがありました。一方で、このフィッチによる米国債の格下げでも市場は大きく混乱するということはなく、株価指数が若干下がったという程度の影響に留まっています。このところ連日株価が上昇していたので、調整に入る上での一つのきっかけとなったという印象です。

7月31日〜8月4日のナスダック総合指数の動き

ナスダック総合指数の8月4日(金)の終値は13,909.23でした。7月28日(金)の終値は14,316.65でしたので、前週末比-2.85%と下落しました。この週のナスダック総合指数は、7月31日(月)は上昇、その後4日連続下落です。

ナスダックはハイテク株の割合が大きく、ハイテク株で株価を下げたものが多かったので全体として指数は下げました。一方で、アマゾンは8月3日(木)に決算発表があり、その内容が良かったので決算後に株価を大きく上げています。

7月31日〜8月4日のS&P500の動き

S&P500の8月4日(金)の終値は4,478.03でした。7月28日(金)の終値は4,582.23でしたので、前週末比-104.2ポイント、下落率では前週末比-2.27%でした。S&P500も7月31日(月)は上昇、その後4日連続下落です。

米国 経済指標・株式関連イベント

米7月ISM製造業景気指数

8月1日(火)に米ISMが発表した7月製造業景気指数では46.4という結果となり、拡大・縮小の分岐点となる50を9カ月連続で下回りました。この指標により、製造業では景気が鈍化しつつあることが伺えます。

米企業決算発表

アマゾン

8月3日に行われたアマゾンの決算発表では、4-6月期の売上高は1344億ドルと市場予想を上回り、純利益は67億ドルで予想のほぼ2倍となっています。決算後の8月4日の取引では、アマゾンの株価は前日比+8.27%と大きく上昇しました。

アップル

アップルが8月3日に発表した決算では、4-6月期の売上高は1.4%減818ドル、1株当たり利益は5%増の1.26ドルとなりました。また、次の7-9月期においても同様の減少率で減収となる見通しが示されました。アップルの株価は8月4日の取引では前日比-4.80%と大きく下げています。

8月3日(木)・英国金融政策発表

英国中央銀行は政策金利を0.25%引き上げ、年5.25%とすることを決定しました。今回で14会合連続の利上げとなります。また、英国のインフレ率は5月→8.7%、6月→7.9%と依然高い水準にあります。英中銀では2025年第2四半期までにインフレ率を2%に低下することを予測しています。

8月4日(金)・米7月雇用統計

結果は、非農業部門・雇用者増は18.7万人(予想20.0万人)、失業率3.5%(予想3.6%)、平均時給・前年同月比+4.4%(予想+4.2%)ということで、非農業部門・雇用者増は予想を小幅に下回り、失業率と平均時給は予想を上回りました。

今後のFRBの金融政策を決定する上で重要な指標ですが、強弱入り混じる結果でもあり、この7月雇用統計が今後の米国の金融政策にどのように影響するかは予測が難しいところです。ただ、賃金の上昇圧力が依然根強いことは示されました。

株価指数のまとめと今後の展望

株価指数はそれぞれ、7月まで大きく上げてきたこともあり、現状では8月に入って下げに転じている様子が見られます。ただし、この下げが一時的なものなのか、しばらく続くのかはもう少し様子を見てみないと判断が難しいところです。一方で、FRBによる金融政策から大きく影響を受けることは変わらないと考えられるため、今後もFRBの政策やその判断材料となる経済指標に注目が必要です。

7月雇用統計では非農業部門・雇用者増は予想を小幅に下回り、失業率と平均時給は予想を上回るという強弱入り混じる結果でした。また、次回のFOMCは9月19日〜20日であり、その前の9月1日に米・8月雇用統計の発表がありますので8月雇用統計も非常に重要です。今後の株価の動きを予測し、投資判断の材料とするために引き続き重要な経済指標をチェックしていきたいと思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

2010年より投資を始め、2021年より投資対象の中心を米国株にしています。これから投資を始めようとされている方や投資家の方の参考になればと思い、ブログを通して米国株について発信していきます。

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