こんにちは!いっしーです。今回も、直近1週間の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。
それでは主要指数の総括から進めていきます。
米株式・主要指数
9月18日〜9月22日のNYダウの動き
NYダウの9月22日の終値は33,963.84$でした。前週末比では-1.89%と下落しました。この週は9月19日(火)から9月22日(金)まで4日続落という結果でした。
株価指数に影響の大きいイベントとしては9月19日〜20日にFOMCが開催され、FRBのパウエル議長の会見が9月20日にありました。この9月FOMCでは政策金利の据え置きが決定されました。これは大方の予想通りではあったのですが、今後の見通しでは政策金利の高止まりの可能性が示唆され株式市場はネガティブに反応しました。
また、米国自動車大手(ビッグ3)のストライキの問題などもあり、米国経済の先行きに不透明感が出てきたことも株価の上値を重くしている原因と考えられます。
9月18日〜9月22日のナスダック総合指数の動き
ナスダック総合指数の9月22日(金)の終値は13,211.81でした。前週末比では-3.62%と下落しました。ナスダック総合も9月19日(火)から9月22日(金)まで4日続落という結果でした。
ナスダックについてはハイテク株の構成比率が高いこともあり、金利の高止まりに対する警戒感の影響が大きく、NYダウよりも1週間の下落率が高くなりました。
9月18日〜9月22日のS&P500の動き
S&P500の9月22日(金)の終値は4,320.06でした。前週末比では-2.93%と下げました。S&P500も9月19日(火)から9月22日(金)まで4日続落です。
米国 経済指標・株式関連イベント
9月19日〜9月20日・FOMC
9月FOMCにおいて、政策金利は予想通り据え置きとなりました。そのため、株価に影響を与えたのはパウエルFRB議長の記者会見の内容やFOMCメンバーによる政策金利の見通しということになります。
FOMCメンバーによる政策金利の見通しについては中央値で、2023年末は5.6%、2024年末は5.1%、2025年末は3.9%となっています。2023年については年内あと1回の利上げを行う可能性があるという従来通りの見通しですが、2024年末では中央値で5.1%とあまり下がっておらず、2024年に利下げがあるとしたらそれは2024年の後半からで、2024年の内はそれほど政策金利は下がらない可能性があるということがFOMCメンバーによる見通しから伺えます。
今後は、どれくらいの期間政策金利が高止まりするのか、いつから利下げが始まるのかということが投資家から注目されると思いますが、今のところFOMCメンバーの考えはしっかりと景気を冷ますまで政策金利を高止まりさせるという方針が主流のように見受けられます。
9月21日・米国8月中古住宅販売
8月の米国中古住宅販売戸数は404万戸と予想の410万戸を下回り、季節調整済み・年率換算で前月比-0.7%という結果でした。
中古住宅価格の中央値は前年同月比+3.9%の40.71万ドルで、40万ドルを超えるのは3ヶ月連続です。現状では住宅販売戸数は減少、住宅価格は上昇という傾向が続いていることが伺えます。
株価指数のまとめと今後の展望
以上見てきたように、この週は9月19日(火)から9月22日(金)まで主要3指数とも4日続落で、調整局面に入っているようにも見受けられます。
株価の下げは個別株を安値で買うチャンスですので、リスク許容度の範囲内で個別株の買い増しも検討していきたいです。ただし、ジリジリと下落していく期間が長いこともあり得るので、個別株の購入は無理せずじっくりと進めていきます。また、S&P500などの指数は長期目線で見ればいずれまた上昇に転じていくでしょうから、このところの下げも安く買えてラッキーだなと捉えて、引き続きインデックスファンドの積み立てを進めていきたいです。
何にせよ、9月FOMCも通過して、今後の相場がどう動くか楽しみですね。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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