2023年 7月10日(月)〜7月14日(金)の米株式主要指数と経済状況

※アフィリエイト広告を利用しています

こんにちは!いっしーです。今回も、今週の米国株式市場における主要指数の動向の総括と景気動向についてまとめていきたいと思います。

それでは主要指数の総括から進めていきます。

目次

米株式・主要指数

7月10日〜7月14日のNYダウの動き

NYダウの7月14日の終値は34,509.03$でした。7月14日の前週末比は+2.29%で、7月10日(月)〜7月14日(金)は5日連続上昇と、ダウの値動きとしては好調な1週間でした。

また、この週は物価関連の経済指標の公表があり、7月12日(水)には米6月消費者物価指数、7月13日(木)には米6月生産者物価指数の公表で、米国におけるインフレ率の鈍化が鮮明になってきました。

そのため、市場ではFRBの利上げのサイクルに終わりが近づいてきているという考えが広がり、株価にとってはプラスに働いているようです。また、この利上げサイクル終了への期待為替の方にも影響し、ドル円相場は1週間で円高ドル安の傾向を示し、7月7日(金)には1ドル142円程度だったのが、7月14日(金)には1ドル138円台まで円高が進んでいます。

7月10日〜7月14日のナスダック総合指数の動き

ナスダック総合指数の7月14日(金)の終値は14,113.70でした。

7月7日(金)の終値は13,660.72でしたので、前週末比+452.98ポイント 率にして+3.32%でした。値動きは、7月10日(月)〜7月13日(木)は4日続伸、7月14日(金)は下落となりました。

NYダウと同様に利上げの長期化への懸念が薄らいだことにより好調な1週間でしたが、ハイテク株中心のナスダックの方は、7月10日(月)〜7月13日(木)に株価が4日続伸した分、反動で7月14日(金)は下げました。ただ地合いとしては悪くない印象を受けます。

7月10日〜7月14日のS&P500の動き

S&P500の7月14日(金)の終値は4,505.42でした。

7月7日(金)の終値は4,398.95でしたので、前週末比+106.47ポイント 率にして+2.42%でした。また、ナスダック総合と同じく7月10日(月)〜7月13日(木)は4日続伸、7月14日(金)は下落となりました。

ナスダック総合と同様に7月14日(金)は、それまでの4日間が続伸したために、その反動で下げはしましたが、全般的には1週間堅調な値動きを見せました。

米国 経済指標・株式関連イベント

6月消費者物価指数(7月12日)

7月12日発表の6月消費者物価指数は、前年同月比+3.0%と、市場予想の前年同月比+3.1%を下回りました。これにより、12ヶ月連続で伸び率が縮小しており、インフレがだいぶ沈静化してきた印象があります。

6月生産者物価指数(7月13日)

7月13日発表の6月生産者物価指数では、前月比+0.1%(予想+0.2%)前年同月比+0.1%(予想+0.4%)と、こちらも予想を下回りました。

生産者物価指数で見ても、だいぶインフレが鈍化してきたようです。

7月ミシガン大学消費者信頼感指数(7月14日)

7月14日発表の7月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は72.6ポイントと、エコノミスト予想を上回り2021年9月以来の高水準に達しています。米国の消費者マインドは良好であることが伺えます。

今週(7/10~7/14)の米株式主要指数と経済状況まとめ

以上の通り、公表された物価関連の経済指標ではインフレの鈍化が鮮明となってきており、ここまでの急速な利上げに終わりが近づいてきている可能性が高まってきました。

利上げサイクルの終了が近いことは、米国の株価にプラスに働くでしょうが、今後は同時にドル円相場がドル安・円高に振れる可能性が高いです。

日本で米国株に投資している人にとっては、株価が上がってもドル安で資産が目減りする可能性も大いにありますので、投資家としては我慢が必要となってくる時期に差し掛かっているのかもしれません。

いずれにせよ、為替も含めて保有株の価格が上がってきたらそれで良し、価格が下がってきたらタイミングを見計らって買い増しを検討するという冷静な対応をしていきたいです。

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

2010年より投資を始め、2021年より投資対象の中心を米国株にしています。これから投資を始めようとされている方や投資家の方の参考になればと思い、ブログを通して米国株について発信していきます。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次